タレントの堀ちえみさんが口腔癌をブログで公にしてから、テレビなどでその話題が急に増えました。
今日は手術の予定だったと思いますが、良い結果を掴みとれますようにお祈りしています。
夫も51歳の時に喉の怖いデキモノができて放射線治療やリンパ節の切除などを受けて寛解。
でも、再発予防の標準的な治療メニューで再発してしまい外科手術になりました。
舌の付け根も一部切除して再建手術になりました。
確かに大変な治療でしたが、多少の後遺症はあるものの、現在は普通の生活をしている、じーさんゲーマーです。(笑)
今日は、その時のことの、医療面以外の事を書こうと思います。
神さまってきっと居るんだろうなと思ったお話です。
夫は40代後半から特に激務で仕事に飲み会‥と不摂生の塊のような毎日でした。
大阪に転勤になり、激務だったのですが、思いがけず1年で帰任。
長男は大阪で高校が決まり制服の採寸に行った日に内示が降りたので我が家はパニックモード。
本来ならありえない異動だったのですが、後から思うと、あのまま大阪にいたら手遅れになったかもしれないと思います。
長男は、こちらで二次募集ながら学力面でも妥当と思われる高校に決まり、
家は、持ち家があるので社宅には入れず、でも自宅は賃貸に出していたので
自力で西隣の街に家を借りました。
少し古かったのですが、自宅と間取りが似ていたのが決め手だったのです。
ところが給湯設備や庭の手入れが必要なことが判明して、引っ越し直前に相手から断られてしまいました。
夫は大きい車が好きで、その車の駐車スペースを考えると物件は少なくなるし季節柄、出遅れてしまい殆ど選べず、今度は北隣の街に家を借りました。
引っ越しのバタバタが落ち着いた頃、次男が学校から健康診断でアレルギー性鼻炎があるので治療して下さいという疾病通知を持ち帰ってきました。
病院へ行って治療していますというハンコを押してもらわないと、プールに入れないので、次男は早く病院へ行こうとせかします。
でも、土地勘もなく、結局駅前の大きな総合病院に行くことにしました。
その日は土曜日で私と次男が家を出ようとしたまさにその時、市の教育委員会から電話がかかってきました。
学校関係の手続きの1つが漏れていて、今日じゅうに手続きをして欲しいという内容でした。
そこで、夫も耳下腺が腫れているのが気になっていたので、面倒くさいけれど次男と一緒に診てもらおうかなということになり、彼らは駅前の総合病院へ、私は市役所へ行ったのです。
帰宅すると、夫は病院での出来事を話してくれました。
『大きい病院だから、診察室がいくつもあって、最初は次男の診察だったんだけど医者が、お父さんも診察の予定ですか?なんて言うんだよね。で、次男の次に診て貰えるのかなって思ったら違っていて、隣の診察室の別の医者でね、診察が終わると、次男を診てくれた医者が居て、よく見つけたなんて医者同士で言ってるんだよね。
で、なんかすぐに耳下腺の手術の予定になっちゃって‥。』
これが夫の悪夢の始まりだったのですが、次の診察の時は、きっちり説明があり、
闘病のスタートとなりました。
大阪からの異動も全く理解できないものだったし、
引っ越し先の家もこの病院に通う為に住むように仕向けられたようだし、
本人も耳下腺(ホントはリンパ節だったのですが。)の腫れを自覚しつつもいたくも痒くもないし病院は特に耳鼻科はいつも混んでいるから面倒に思っていて当初は全く行く気なし。
家族も、この時の夫は不摂生の賜物で不健康太りしていて習近平そっくりおデブだったこともあり、耳下腺が腫れているとは思ってなかったし‥。
その上、ナイスなタイミングでの市役所からの電話で急遽,夫も受診することになったし。
これって、神さまって居るよね。
ギリギリのタイミングだったけれど、病院へ導いて貰ったよね。
神さまとか、スピリチュアル系の話は全く関心なしの夫も、
不思議なご縁で闘病することになったけれどこれを支えにしていたと思います。
きっと、堀ちえみさんにも神さまがいます。
特に彼女のファンでもないおばさんですが、陰ながら応援しています。