はじめの1歩

子育て終了、時間と心の余裕が出来たのでイロイロ手を出してみます。

雪だ☃️

 

数日前から、雪の予報が出ていた。

ここ数日の天気予報は、降る、積もらない、都内でも積雪の恐れ、今夜にかけて大雪、都内は積雪はない見込み‥と、コロコロ変わってきている。

雪国の人から見たらきっと大袈裟に思うだろう。

降るか、積もるかだけでほぼトップニュースになってしまう東京の雪。

 

数日前、知人との話題はやっぱり雪。

東京と同じく、滅多に雪が積もる事はないので、雪の予報が出ると大騒ぎ。

私以外、みなさん日常的に車に乗る人達。

『雪が降ったら、運転嫌だな。』

『でも、幹線道路だけにして脇道に入らなければ大丈夫よ。』

『え?冬タイヤにしてないんですか?』

その場にいた人達、スタットレスに変えてはいないという。

滅多に雪降らないし、雪降ったら遠出は諦めるし‥ということらしい。

 

私は数年だけど、札幌市の郊外に住んだ事がある。

11月に入り雪がチラチラ降り出すとワクワクした。

社宅のお隣さんは室蘭出身の道産子で、雪を見ると、あーあという表情。

それからあっという間に雪景色に変わり、夜には除雪のブルドーザーが毎晩のように入り、社宅では、出入り口に出来た雪の壁を壊す雪かき当番があり、パウダースノーだから雪は軽くて、むしろ面白いぐらいだった。

『雪で喜ぶのは、1年目の内地の人だけよね。』と、お隣さんは笑っていたけれど、

実はその後も楽しかった私。(北海道の人は本州の人を内地というようだった。)

『この社宅もね、近所からは◯◯御殿って言われるんだよ。』

『❓』真ん中に階段があって、2軒づつ向きあってエレベーターも無い、築30年超えの4階建ての古い県営住宅って感じのどこが御殿なの?

『それは、朝6時に管理人さんがボイラーをたいてくれて、自分で灯油の手当てをしなくてても暖房が入るからよ。』

確かに部屋の中では短パン半袖でもオッケーな程、暖かく快適だった。

なんでもその昔、北海道の冬を知らない内地の人が年末年始に帰省して。水道管が破裂していたり、便器にヒビが入っていたりということが時々あったらしい。

夜は水抜き、長期に留守するなら、トイレに車の不凍液を入れておくと安心という常識を知らない内地の人の方が多いから、パラダイスのような暖房を入れてくれることになったらしい。

社宅の敷地内は段差があり、夜、不慣れなタクシーだと坂を登れず、エンジンをふかす音が響きわたる事が結構あった。

プロの運転手さんでも雪道に難儀するんだね。

夫は、札幌に赴任したばかりの頃、わだちでも平気でスピード出して運転していたらしい。それを、やっぱり道産子の社員や取引先の人に怖いことなんだよと教わってそれからは慎重運転に。

でも、黄色信号は、迷わず行け!(急に止まれないので追突されるから、止まるなということらしい。)

 

札幌の数年間で心はにわか道産子になった私。

この地で暮らしていて、冬タイヤじゃないのに雪でも運転するのにちょっとびっくり。

車だけは意識高い系で毎年スタットレスに変えていた我が家だけど、去年の大雪で考えが変わった。

うちの前は結構な坂道で、札幌の社宅の坂道よりきつい。

なのに、去年の大雪の際は、うちの前でスリップして動けない車が続出した。

札幌でも1回しか使わなかったスノーヘルパー(車の駆動輪にかませて、スリップから脱出させる道具)で、3台ほど助けてあげたが、みんなノーマルタイヤだった。

滅多に雪が積もらないから、大騒ぎだけど怖さも知らない。

だから、雪が降ったり、凍結していそうな時は車に乗らないことにして、タイヤ交換もしないことにした。

夫も定年退職してるし、時間の余裕はあるしね。

 

そして、次は雪かき問題。

坂道だから、雪かきしないと、自分も困るけれど通行人も困る。

で、同じく去年の大雪の時は全身筋肉痛になって雪かきしたのだけど、うちと数軒だけ。

平日だと、仕事があるから無理なのはわかるけど、やってあげたい気持ちはあるけど、道路幅6メートルの北道路、自分の家の前だけでヘロヘロ。

パウダースノーの雪かきは楽しいけど、重くてガチガチだし。

今回は、3連休初日だし、休みの人も多いだろし、不幸中の幸いかな。

でも、今のところ、粉雪だけど、チラチラ程度で道路には積もりそうもない。

どうか、積もりませんように。‥と、にわか道産子の私は祈っている。