寒くなってきましたね。
冬になると手肌の荒れに悩む方は多いと思いますが、
私はここ数年大丈夫です。
かつては、所謂、主婦湿疹状態で、手はボロボロ、指輪も指との隙間の水分のせいで、かぶれたようになるので、指輪は外して早幾年。
指の関節が太くなり、気がつくと、指輪は入らないし、疲れたおばちゃんの手になっていました。
もちろん、お手入れはちゃんとして、子供の成長とともに、
疲れたおばちゃんの手から、労働者の手、今は、健康そうな手(‥それってどんな手?)
すごく単純なことだったのです。
現在使っている給湯器のお湯の最低の温度は32℃。
極力、この温度で炊事や普段の手洗いをすることにしたのです。
その前に使っていた給湯器のお湯の最低温度は37℃ぐらいで、お風呂以外の給湯は37℃を使っていました。
それで、何も考えず37℃を使っていたのですが、
ある時、省エネのつもりで最低温度の32℃にしてみました。
32℃という温度は、夏場はそもそも水も生ぬるいので、お湯という感じがしません。
逆に、冬になると、充分に暖かく快適に使えます。
炊事も脂ギトギトの洗い物は37℃ぐらいに温度を上げた方がいいと思いますが、
和食や、飲みものの汚れぐらいなら、32℃で充分です。
そういえば、義母と半年ほど同居していたことがあるのですが、
義母はお風呂が大好き。
大腿骨骨折がきっかけで我が家で同居することになりました。
本人の頑張りは拍手喝采モノで、家の中の移動や見守りがあればお風呂も1人で入れるようなったのです。
(同居の数年前にお風呂をリフォームして、暖房、バリアフリー完備だったこともありますが。)
同居前は、動脈瘤があるので、医師の勧めで自宅の寒暖差の大きい浴室ではなく、歩いて5分のところにある銭湯に通っていたそうです。
それが、同居したら脱衣所も暖かいし安心して毎日のんびり入浴出来るようになり
とても幸せそうでした。
でも、冬の寒さが厳しくなると、酷い乾燥肌に悩まされることになったのです。
デイサービスは、楽しみに通っていましたが、下着が血だらけになっているから治療するように言われ、皮膚科通いをしましたが、なかなか良くならないのです。
細菌性の皮膚病ではなく、単純な乾燥肌の診断だったのですが。
本人もお医者さんも年齢的なこともあるから、気長にワセリンを塗りましょうという感じでした。
その後、だんだん回復したある日、お腹が痛いというので風邪かもしれないと思い、お風呂はやめることにしました。
結局、3日腹痛でお風呂に入らなかったのですが、その3日で、酷い乾燥肌が見事に完治したのです。
よくよく話を聞くと、お風呂屋さんに行っていた頃は、今くらい寒くなると面倒くさいから、1日おきだったとか。
これからお風呂は1日おきの方がいいのかしら、と残念そうに笑っていました。
義母のお腹の痛みは、今思うと、動脈瘤乖離を起こしかけていたようで、その数日後、激しい腹痛で救急搬送しましたが、意識を回復することなく、亡くなりました。
もし冬場、酷い肌荒れや、乾燥肌に悩まされていたら、
炊事なら給湯の温度を下げてみる、お風呂は歳をとったら1日おきにしてみる価値あると思いますよ。